傾聴カウンセリングと心理カウンセリングとの関係性について考察する

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最近、「傾聴するというのはカウンセリングをするということですか?」と聞かれました。確かに傾聴するときには悩み事の相談を受けたりすることがあるので、そのように思われるのは当然かもしれません。ですが、「傾聴しています」という言葉を「一生懸命聴いています」という聴くときの心がけを表す言葉として理解している方も結構いらっしゃいます。

 

そこで、今回は傾聴と通常の心理カウンセリングとの関係性についてご説明いたします。これを読めば、どんなカウンセリングでも傾聴が基本であり、そこから応用してクライアントの状況を把握しながら、臨機応変に課題の解決に進むことができます。

目次

傾聴と心理カウンセリングの関係性について

まず、結論からご説明しますと、傾聴だけで心理カウンセリングをすることもできるし、傾聴を使って他のこともできるということです。「傾聴」について細かく分けると、「広い意味での傾聴」「狭い意味での傾聴」の2つに分けることができます。

広い意味での傾聴と狭い意味での傾聴とは?

広い意味での傾聴について

広い意味での傾聴とは、「一生懸命聞く」という心がけと認知行動療法やコーチングなどのセッションの前座としての関係作りのために聴くことです。

狭い意味での傾聴について

狭い意味での傾聴とは、まさしく傾聴に特化して深まっていく心理カウンセリングです。傾聴をセッションの前座としてではなく、中心として、来談者中心療法の聴き方をしながら深まっていくときに使います。

傾聴の幅広さをどう解釈するか

傾聴という言葉1つ取っても、実に幅広く使われています。では、私自身はどんなスタンスで傾聴をしているのかについてお話いたします。私の場合はどのようなクライアントに対しても「広い意味での傾聴」と「狭い意味での傾聴」の両方をミックスして使っています。最初は、傾聴から必ず聴くようにして、ある程度話の内容がはっきりしてきた段階で、クライアントの状態によって使い分けをしています。

 

私は、この仕事を始めてから一貫して傾聴のみのカウンセリングに特化してやってきています。ですが、傾聴が終わる段階で課題が浮き彫りになっていきます。ここで、クライアントに確認をします。課題が浮き彫りになったら、次の段階として考えてもらうことは、今その課題を解決したいのか、それともまだ解決は求めないのか、ということです。課題を解決したい場合は、次回からは通常の心理カウンセリングに切り替えます。まだ解決を求めない場合は、ここで一旦終わりにするか、それとも次回も傾聴を続けるのか、という選択をクライアントにしてもらうことになります。

 

課題を解決したい場合は、心理カウンセリングに切り替えますが、私の場合は四柱推命鑑定師としての経験と色彩心理の研鑽を積んできたので、他のカウンセラーとは違って、その時々の心の状態を色彩から確認したり、クライアントが持っている元々の本質を四柱推命から引き出したりするので、こういった要素も取り入れます。そして、これらを踏まえて、傾聴をベースにして具体的な課題の解決に繋がるアプローチを心理カウンセリングを通して行います。

 

カウンセリングの視点で課題の解決を行いますが、クライアントの心の動きも多種多様です。ただ、どういう状況であってもクライアントには安心感を持って課題の解決に取り組んでもらいたいという想いがあります。そのためクライアントに寄り添う姿勢を常に持っています。ここはコーチングとは違うのかもしれませんが、私の場合はクライアントの具体的な課題の解決の段階であっても、カウンセラーマインドは忘れないようにしています。

私にとってのカウンセラーマインドとは?

カウンセラーによって特に大切にしている拘りは違うかと思いますが、あくまでも私にとってのカウンセラーマインドは、傾聴になります。傾聴が基本です。クライアントが迷ったり不安になったときには必ず傾聴に戻ります。カウンセリングの中で課題の解決の途中であっても、また元に戻ることを決して恐れないで欲しいです。そのときに次のことを意識してクライアントに接しています。

 

  • 聴くと決めた場合は改めて傾聴から入る
  • 心の動きを把握するために傾聴からクライアントの課題を再定義し直す
  • 傾聴後、課題の解決に繋げられる場合は、解決に向かってアシストする
  • 傾聴後、課題の解決に繋げられない場合は、その日は傾聴で終わる
  • 傾聴の途中でクライアントが自己解決できた場合は、それを尊重する

 

どの場合であっても、カウンセラーマインド(傾聴)は決して崩すことはありません。

 

カウンセリング業界の課題

最近、カウンセリングを学ぶ人が増えてきました。その影響で傾聴が大変注目されるようになりました。これは私自身としてはとても喜ばしいことですが、まだその多くは浅い傾聴の最初の扉でしかなく、本当に深い傾聴が出来る人が少ないのが課題です。深く聴くのか聴かないのかはそのときの状況もあるかと思いますので、それは使い分けをすればいいのですが、まずは深く聴けるようにならないと本当の意味での使い分けはできません。

 

それにはまず最初は、傾聴に特化して深く聴けるようになることです。これができるようになると、クライアントの悩みや課題の言語化が可能になり、クライアントは課題の解決の選択肢を見つけて、主体的に選択できるようになります。

 

併せて、傾聴とは?の記事もご覧ください。

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