メモをすることで傾聴力を高めることができる5つのスキルについて

この記事は3分で読めます

最近、SHOWROOM株式会社・代表取締役社長の前田裕二さんの「メモの魔力」という本を読みました。読もうと思ったきっかけは、日々の出来事を通して、抽象化して他のことにも応用していきたいと思い、それであれば前田裕二さんの「メモの魔力」という本を読めば参考になるのでは、と知人に勧められたのがきっかけです。初めは、メモと抽象化の関係が自分の中でどうしても結びつかなかったのですが、メモ自体はする方なので、それであれば一度読んでみようと思い、読んでみました。

 

メモには2種類あって、1つは、「記録のためのメモ」で、もう一つは「知的生産のためのメモ」です。「記録のためのメモ」は忘れないためにするメモというか、割とみなさん「記録のためのメモ」はするのではないでしょうか。もう一つの「知的生産のためのメモ」が抽象化に繋がる思考で、前に私もやっていたのですが、最近はやらなくなってしまいました。おそらく、虫の知らせと言いますか、そういうこともあるもんなんだ、と思い、読み進めました。

 

そうしたら実は、メモは傾聴力を高めることにも繋がることが書かれていました。そういう意味で、読むべきだったんだと個人的に感じましたので、今日はメモと傾聴力の関係についてご説明いたします。これを読めば、また違った視点で自分自身との対話をしながら傾聴力を高めることができます。

目次

メモによって鍛えられる5つのスキル

それでは簡単ですが、メモによって鍛えられる5つのスキルをご紹介いたします。

①知的生産性の向上

これは、アイディアを生み出せるようになるということです。初めは、人から聞いたことや自分が体験したことが何かに使えるのではないかというところからでもいいと思いますので、まずはメモを取る癖を付けることが大切です。色んな情報を聴き漏らさないで、手上がり次第メモをしていく。文字に起こすことでただ聞いていた情報が整理されていきます。メモした事柄を抽象化し、抽象化したものをまた別の具体化に落とし込んでいく。抽象化と具体化を行き来することができるという思考は非常に重要です。

②情報獲得の伝達率向上

これは、情報を素通りしなくなるということです。きちんとメモをする習慣を身に付けると、自分にとっての有益な情報をキャッチするためのアンテナの本数が増えていきます。日常のふとした瞬間に自分にとっての情報がたくさん埋もれているので、アンテナの本数がたくさんあると聴き漏らすことなく、拾い上げることができます。

③傾聴能力の向上

これは、相手からより深い話を聴き出せるということです。例えば、相手から話を聴くときに、真剣度合が同じでもメモを取るか取らないかで、相手の印象が変わるということはありませんでしょうか。そこまで真剣に話を聴いてくれるということが伝わるんです。メモを取ることで、相手から特別な敬意を抱いてくれるようになります。一つでも多くのことを聴いてくれるんだという姿勢が見える化されるので、話す相手は気分よく話をしてくれるようになります。

④構造化能力の向上

これは、話の骨組みが分かるようになるということです。メモを取ることで、相手の話の全体を俯瞰して理解できるようになるので、話を整理しながら話の目的や意図が分かってきます。話している相手は骨組みとして話すとは限らないので、メモをしながら聴くことで相手が意識していなかったことを相手に伝えることもできます。

⑤言語化能力の向上

これは、曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになるということです。メモにする段階では、実は曖昧な感覚や概念を言葉にしていることが前提です。そうでないとメモと言うアウトプットができません。ということは強制力を持って言葉にすることが自然と求められます。最初は拙い言葉であっても、繰り返し訓練することで自分の言葉が段々できてきます。言葉探しの感覚でアウトプットしてみるのもいいかと思います。

メモの力を磨けば傾聴力も身に付く

メモと傾聴力は全く関係無いもののように思われるかと思いますが、この5つのスキルは傾聴にそのまま繋がります。メモを取ることができるようになるだけで、自然と相手に対しての傾聴も可能になるということです。

 

一番大切なのは③傾聴能力の向上になりますが、相手の話を漏らさずに聴くという点では②情報獲得の伝達率向上のスキルが使えますし、相手の話の全体を理解するという点では④構造化能力の向上のスキルが使えます。

 

①知的生産性の向上と⑤言語化能力の向上は傾聴でも使えますが、これはむしろ傾聴の後のカウンセリングでカウンセラーが力を大きく発揮できるスキルかと思います。曖昧な感覚や概念を言語化するためにカウンセラーがぴったりしそうな言葉を投げて、クライアントの腑に落ちたりするのは⑤言語化能力の向上のスキルが使えますし、カウンセラーがクライアントの話を抽象化したり具体化しながら課題解決のためのアイディアを提案するのは①知的生産性の向上のスキルが使えます。

メモの力を使えば傾聴の練習も可能

傾聴をしてみたいけど、自身が無い人はメモを取る習慣を身に付けることで、傾聴のスキルも身に付くということです。これはどういうことかというと、自分が自分自身と対話をするときにメモをすることで傾聴の練習にもなるということです。

 

普段から、自分の想いを素通りすることなく書き溜めたり(②報獲得の伝達率向上)、自分の想いを深く掘り下げたり(③傾聴能力の向上)、自分の想いをうまく表現するために言語化し、メモしたり(⑤言語化能力の向上)すること。

 

これを受けて、自分の想いを理解し、それを抽象化したり(④構造化能力の向上)、抽象化した自分の想いを具体化してアイディアを作ったり(①知的生産性の向上)する一連の流れが傾聴やカウンセリングと一致するので、非常にお勧めになります。興味のある方は是非試してみてください。

 

併せて、傾聴力とは?傾聴とは?の記事もご覧ください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

関連記事

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

傾聴メルマガ登録 登録特典プレゼント中!

カテゴリー

アーカイブ

2021年6月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930